祝砲


夢を叶えるのがこわい



夢が大事すぎて

そのとおりにならなかったらどうしようと思う



もしも、自分が思っていたのと違っていたらどうしよう



夢が叶ってしまったその後はどうしたらいいのだろう




夢が叶ったらいいなぁと思う


だけど叶ったら夢ではなくなるから

夢のままでもいいかなぁと

言い訳を思いついたりする




まだだ

まだ出来てない


そう思っても

もう準備は出来ている



こわいと思う

その事がもう準備が整った証拠




もう今までがどうだったか思い出せないくらいの

自分にぴったりの世界が待っている




だから飛び込んでみよう

夢に飛び込んでみよう


迷うのはそれから

悩むのもその後





飛び込む一歩が踏み出せないなら

想像してみよう




夢が叶った時に打ち鳴らされる祝砲の音を


パンッというクラッカーの乾いた音ではない



地響きが起こるような

天空を切り裂くような

ドーーーーンと

大砲から打ち鳴らされる祝砲


夜空に高く上がる花火でもいい

花火を真下から見上げた感覚



その音が

言い訳なんか一瞬で消し去る

迷いも何も吹き飛ばす


自分への疑いも全部