私との関係
大切にしている写真がある
私が生まれて初めて
外の世界に出た日の写真(らしい)
整理していたら出てきた
学生の頃から
事あるごとに眺めていた写真
写っているのは自分だけど
自分ではないようで
赤ん坊への責任みたいなのを感じていた
今は大変だけどがんばらなきゃ
自分を大切にしなきゃ
この子のために
しあわせでいようって
そのことを忘れて
自分を卑下することがある
自分を粗末にするのは簡単な事だ
それがどれだけ
自分自身も周りの人も傷つけているか
当の本人はわからない
自虐は諸刃の剣
だから自分を傷つけちゃダメなんだ
誰かさんにもそう言われた
久しぶりに写真を眺めていると思い出した
同じ暖かさに包まれた
生まれてきて一生懸命生きようとしているのに
粗末にしてはいけない
きっとぎゅっと握った手には
沢山の想いが詰まっている、、、はずだ
初孫だったからか
祖母がよろこんで
いつもより良い服で
迎えてくれている
抱かれている
まだ私が始まったばかり
故郷はまだアメリカだった頃の
古い写真
私と私とを繋げてくれる
大切な一枚