土用丑の日
本日は土用丑の日
という貼り紙を
鰻屋に貼ったのがはじまり
元々
土用の丑の日にうのつくものを食べると夏バテしない
という風習を
江戸時代に平賀源内が利用し
夏の土用の丑の日に鰻を食べようと発案した
鰻の旬は冬
夏は鰻が売れなくて困っていた鰻屋も多かったから
こぞってみんなこのキャンペーンに乗っかった
そして今でも夏の土用の丑の日は
鰻が食卓に登っている
土用と呼ばれる期間が
1年の間に何日かあるが
丑の日はその土用の期間の入りの日
土用は次の季節に向けて土の気が高まるから
種をまいて土壌を大切にしようという
暦の中の時節のことをいう
土用丑の日と鰻は本当は何の関係もないのだけど
土用の丑の日に鰻を食べるという風習だけが
根強く残り
本来の意味はよく知られていない
習慣
集団
風習
当たり前の思想
みんながやっているから
今年の土用丑の日は
そんなことを考えさせられる日だった
自分で判断することを停止してはいけない
そんなことを思った
今年の我が家の夕食には
メンチカツ
馬肉のメンチカツだから
うのつく食べ物
夏バテしませんように
そう願って用意した
鰻と変わらない
命をいただいていることについては
鰻も馬も同じだ
土用の入りの日に
命をいただいて
私に蒔かれて
育むべき種は何だろう
守るべき場所は何だろう
そんなことを考えていた