未完成

 

お姑さんはお料理が好きです

 

卵焼きや煮物や炒め物を

ササッと作ってくれます

 

あまり手をかけません

ホントにササッと作るのが得意で

 

一つひとつどれも

味が薄かったりします

 

一つひとつがどれも

完成した味ではないのです

 

 

 

だけど、不思議なことに

とてもおいしく感じます

 

 

一つひとつが完成していないおかげで

自分が好きなように組み合わせて

おいしくいただく事ができます

 

 

なるほど、

完成ばかりが評価される事ではないのだな

むしろ、未完成だから

おもしろいのだなと

 

深いなーと思いながら

ごちそうさまを言ってました