いつか 無くなってしまうものだとしても

 

楽しいことって 全身で楽しいって味わっている

 

嬉しいことも からだ全部の細胞で噛みしめている

 

 

 

いつのまにか 私たちは

全身で味わうことを やめてしまった

全身で感じたら 死んじゃうかもしれないから

自分を守るために 知らず知らずのうちに

感じる力を封印してしまった

 

 

 

でも、時々思い出す

 

全身で味わうこと 

からだは記憶することを

 

この目で 見ている景色

この耳で 聞いた声、言葉、音

この肌で 感じた暖かさ、開放感

この手で 触れたもの

この鼻で、口で、舌で、背中で、足で、

五感で感じたものすべて 

 

 

いつか なくなってしまうものだとしても

 

からだは覚えている

 

からだは忘れない

 

 

 

それが 生きるということだから

 

 

 

もしも どうしたらいいかわからなくなったら

 

からだにきいてみよう

 

 

心地よいのはどちら

 

ワクワクすることは

 

ドキドキするのは

 

ゾクゾクすることは

 

 

 

血にたずねてみよう