たからもの

 

たからものをみつけた

 

たからものが何かわかったら

 

今までこだわってきたことが

何だったのかわからなくなった

 

 

 

たからものをみつけた

 

たからものを大切にしたいと思ったら

 

今まで恐れていたことも

何だったのかわからなくなった

 

 

 

こだわりも恐れも自分には必要なものだと

思っていた

 

手放すなんて

考えもしなかったのに

 

たからものをみつけたら

それが何なのかさえわからなくなった

 

 

 

わかったことはただ一つ

 

こんなに豊かで広い世界が

あったのだなということ

 

 

あんなに窮屈な世界で

何が「本当のこと」なのかを

一生懸命考えていたということ

 

 

自分はもう

そこから飛び出しているということ