まんま、そのまんま

 

まんま、そのまんまを見ようとすると

意外と難しい

 

 

やってみると、

自分はまんま、そのまんまに見ることができないのだな

と気づく

 

 

人は光の色のすべてを把握できない

人が目で見て認識できる可視光線は全体の中の一部

 

 

本当はまんま、そのまんまを

見るというのは不可能に近いことなんだろう

 

自分が今見ているものは全体ではない

自分が見ているものは全体の中のほんの僅か

 

 

同じものを見ても

感じることが人それぞれ違う

 

同じものを見ても

見えていることは人それぞれ違う

 

それは

目で見ているのではなく

こころで見ているから

 

 

 

 

なのに、

同じものを見ているのだから

思いも感じ方も同じなんだろうと

勘違いしてしまう

 

 

 

 

 

 

だけど、

だから、

ちゃんと見ることができない未熟な自分でも

今受け取れる精いっぱいのものを受け取る

 

受け取った

まんま、そのまんまを大切する

 

そして、

私にはこう見えたよ

というこうとを誰かと分かち合う

 

へー、そう見えたんだ

なるほどね♪と言う

 

そして、

お互いのまんま、そのまんまのカケラを

つなぎ合わせていくのもおもしろいと思っている