空即是色

 

リップを

少し紅いのに

変えてみた

 

 

そしたら

瞳の色と

髪の毛の色が

いつもより黒く見えた

 

 

瞳の色も髪の毛の色も

いつもと変わらないのに

そう見える

そう見えてしまう

 

 

 

いろんな人がいる

いろんなカラーの人が

 

いろんな人の中で

私の色も

きっといろいろに映って見えている

 

 

この世界は

一人ひとりが違う色メガネで見ているらしい

 

誰も本当の色を見ることは出来ない

 

 

その中で生きにくさを感じることも

その中で違う色を発色させることも

他の色と混ざり合うことも

 

 

色を楽しんむ自由はいろいろある

 

 

 

 

これだけ

色彩豊かな星があるだろうか

 

こんなに

たくさんの色が許された星を

私は地球以外に知らない


 


色即是空

空即是色

 

お互いに呼応し合って

   

巡り会えたその場

巡り会えたその人

巡り会えたその瞬間

巡り会った光に

どんな色として生きてもいい

 

 

  

だけど

何色にも染まらない

まるで透きとおった氷のような部分も

きっとある


 

いつか

そんな自分にも出会ってみたい