人は死ぬために生きる
その衝撃的な言葉に出会ったのは
中学3年生の時
高校入試の国語の問題として出題されていた
しばらく意味が分からなかった
その後何年もその言葉が忘れられない
「人は死ぬために生きる」
今でも 答えが見つからない
問題が何だったのか正解も何だったのか
全然覚えていないけど
今でもずっと私に問いかけている
人は誰も限られた命を生きている
死に向かって生きている
だから、死のその瞬間に悔いが残らないよう
一瞬一瞬を大切に生きる
と理解したこともあった
人生の一番最後に向かえる死という出来事を
どう向かえるのか
そういう問いかけだと理解することもできた
死なないとわからないと言うが
その時に本当に知りたいことを
知ることができるのだろうか
死をとおしてでなければ
すべてが繋がらないのだろうか
それでは遅いような気がする
死んだ気になればわかるのだろうか
「人は死ぬために生きる」
その問いかけは、死のその瞬間まで続くだろう