天ハ人ノ下ニ人ヲツクラズ

 

時々、立派な母親にならないと

って思う

 

 

子ども達に尊敬されるような

立派な母親に

 

 

 

だけど

そうやって立派な母親の理想を

自分に当てはめようとすると

 

おかしなことになる

 

 

理想像に合わせて振る舞おうとするけど

無理をしたり

笑顔も不自然だったり

できない自分を認められなかったり

 

挙げ句の果てに

ガミガミ文句を言ったり

理詰めで責めたり

叱ったり

脅したり

褒美でごまかしたり

罰を与えたり

 

 

何だか

理想とは程遠いものになっていたりする

 

 

 

尊敬されるような

立派な母親

 

 

それはそれでいいのだろうけど

 

 

 

失敗したり

凹んだり

悔しがったり

ハナ歌を歌っていたり

心の底から笑ったり

 

そんな時々見せる

母親というより

人としての姿を

子どもはよろこんでいたりする

 

 

 

子どもは立派な母親を求めていない

 

 

 

子どもは最初からわかっている

 

母親として未熟だということも

全て分かっていて生まれてくる

 

 

そして

母親の出来、不出来に関わらず

いつも無条件の笑顔をみせてくれる

 

 

天ハ人ノ上二人ヲツクラズ

人ノ下ニ人ヲツクラズ

 

 

成長をよろこんでいるのは

親だけではない

 

子どもも親の成長をよろこんでいる

たぶん、親よりも純粋に