こけつまろびつ

 

走り出した子どもがぺちゃっと

こける光景を最近よく見かける

 

 

娘もよくこけた

 

一度、こけたので抱き上げた事があった

まだ一歳を過ぎたばかりの娘がこけたら

起こしてあげるのは自然な事だと思うが、

娘は抱き上げられたのを喜ばなかった。

 

むしろ、悔しがっていた

いや、怒っていたのかもしれない

 

 

私は起き方が知りたいの!

どうしたら一人で起き上がれるかそれが知りたいの!

せっかくのチャンスだったのに!

 

とでも言いたかったのだろう

 

 

こけたら痛いだろう、

こけたら心細いだろう、

ころぶのは嫌だろうなぁは

大人の視点

 

 

子どもにとっては一大事

こけたことは学ぶチャンス

起き上がるための

ころばないバランスを覚えるためのチャンス

 

 

チャンスを奪うのは大人のエゴ

 

そう教えられたような気がして

親として反省したのを思い出した

 

 

それからは、

娘がこけても起こさない

冷たい親に見られたかもしれない

 

こんな親がいてもいいよねって思いながら

自分で起き上がって満足げな彼女を見て

安心していた

 

 

 

転けつまろびつ成長していく

 

 

子ども達も私も