スカート、それともズボン?

 

娘が通う小学校には

制服があるけど、

 

保育所へは

毎日スモックの下に

私服を着て通っていた

 

 

会社に間に合わせるために

朝は一分一秒でも無駄にできない

 

私服を選ぶ時間も限られる

 

 

スカートがいい?

ズボンがいい?

 

 

毎朝

2つの服を用意して

それを娘に尋ねるのが

私の日課だった

 

 

絶対、ズボン。

 

そんな風にどちらかを娘が選ぶ

 

選んだら

さっと身支度は整う

 

 

 

あ、良かった。

 

と時間がかからずに済んだことに

ほくそ笑む

 

 

 

 

一見、この事は

選ぶ自由を

娘に与えているように見える

 

 

 

だけど、それ以外の選択肢は与えていない

 

着替えないといけない

という強制が見え隠れする

 

 

それが

正しいとか、正しくないということではない

 

 

 

 

 

こんな光景は

日常の中にもある

 

 

相手の意図が見えると

分かりやすいけど

 

気をつけなければ

分からない

 

当たり前すぎて

気づかない

 

 

 

 

 

つもり

 

相手がどんなつもりで聞いているのか

 

自分はどんなつもりでいるのか

 

 

それがわかっていたら

見えてくるかもしれない

 

 

 

 

 

娘が保育所を休むつもりでいたら

パジャマって

答えたかもしれない

 

 

 

娘の服選びを尊重するつもりで

今日はどの服で行く?

って聞いていたら

会社に遅刻していたかもしれない

 

 

 

 

 

どんなつもりでいるのか

そこが大切