成長の手記

 

いつの間に

蝉の声も聞こえなくなって

夜には

秋の虫の声

 

一雨ごとに涼しくなって

夏ももう終わる

 

 

 

 

夏は子どもたちを

成長させる

 

 

 

息子は自分でご飯のおかずを作れるようになった

それがとても嬉しいようで

こんなに便利な事はないと

娘にもそれを薦めた

 

 

 

 

 

娘は昨日

自分で梨の皮を剥けるようになった

 

私が出かけると言っても

梨を剥けるようになったから大丈夫

どうぞ、どうぞと

やっぱりうれしそう

 

 

 

 

それぞれ成長のスピードや

タイミングは違う

 

今まで

鍋や包丁を手にする機会がなかった訳ではない

むしろ二人とも小さい時から

料理教室に通わせていた

お手伝いしてくれたらいいなぁと期待を込めて

 

だけど

家で料理をする事は無かった

私が人任せだったからだと思う

 

 

 

おいしそうな梨を手に取って

自分から包丁を握って

私が手ほどきをして

最初はおぼつかない手

だんだんと手応えを感じて

 

それが手伝いにつながる

 

 

 

 

今年も

海や山や川

とてつもなく暇な時間と

友だちと

あてにならない大人たちの中で

 

子どもたちは成長した

 

 

 

 

 

やってみたらできた

やる気になったら何とかなる

自分でできるっていい

 

そんな手応えを感じながら

成長していって欲しい

 

 

 

息子と娘と

少しだけ私の 

 

今年の夏の成長の記録

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでは宿題の事は

触れないでおこう