雪と雷

 

私はオカン病

 

大分良くなってきたけど、

まだ少しオカン病

 

 

私ががんばったら

私が我慢したら

私が立派に振る舞えば

 

みんなシアワセ

 

それで私は満足

それが私の生きがい

私は大丈夫

 

 

そう思っていた

 

 

 

オカン病があれば

オトン病もある

 

家の中に自分の居場所がなくて

自分が何ができるかわからなくて

もうどうすれば家族が笑うのかも思い出せなくて

文句しか口から出てこない

 

文句は自分の存在感を示すコトバ

 

 

 

たぶん、恐らく、母親がオカン病だと

おとんはオトン病にかかりやすい

 

 

 

私のオカン病は重症だったからわかる

労いの言葉があったとしても

誰のせいでこうなってるのって返してた

何で私だけこんな苦労、、、なんて。

 

それも自分の存在感を示すコトバ

 

 

オカン病もオトン病も

自分の存在を失ってしまう病

 

私はここよ

私をもっと見て

私をもっと認めて

 

誰かに対して

誰に対して?

 

 

自分の居場所を見つけたはずなのに

自分の居場所を作ってきたはずなのに

自分の存在はない

自分の中に自分は留守

 

 

だから、

自分に関心を向けてみた

私は何が好きで

私は何が辛くて

私は何が得意で

どんな時間を過ごしていたいか

どんな時にどんなエネルギーになるか

 

 

自分の存在を自分で確かめると

自分の中が留守でなくなる

誰かに占領されることも少なくなる

 

自分のエネルギーを認めると

それが私の居場所となった

私が此処の主人

誰かや何かのせいにしなくていい

 

 

 

 

 

空から雪に雷

どちらも存在を主張しているようだ

もとは一つの空

広い広い一つの大きな空

 

居場所を思い出したいときは

空を見上げてみよう

スッコーーーンと突き抜けた青い空を