見てて

 

毎年この時期に

息子の通う学校の体育祭が行われる

 

 

この体育祭で私はなぜかいつも

見てて涙が出てくる

 

 

特に感動的なシーンがあるわけではない

 

大きなドーム球場で行われるから

我が子が頑張っている姿を確認できる訳でもない

 

なのになぜか泣けてくる

 

 

中高一貫校

中学が9クラス

高校は48クラス

ついこの間まで小学生だった中学一年生も

大人以上に体力のある高校生

一緒になって行われる

 

 

 

観客席で父母は応援するのだけど

小学校の運動会とは違い

応援席の存在を気にして競技している生徒は

たぶんほとんどいない

 

 

父母はただ眺めるのだけなのだけど

いつの間にか

どこの誰ともわからない生徒を

夢中で応援してたりする

 

 

自分の持てる力を振り絞って

伸びやかに身体を動かして

声を出し合って

気持ちをむき出しにしている姿が

何とも言えず心地よい

 

 

やっている本人に

そのつもりはないのかも知れないけど

謳歌している姿がいい

 

 

 

 

 

もしも

神さまがいて

地球を眺めているとして

私たちはどう見えるのだろう

 

 

 

躓いたり転んだり

上手に生きれてないように見えたとしても

きっとうらやましいだろう

 

息を吸って吐いて

寝て食べて笑って泣いて

怒って喜んで

暑いと文句を言って

寒いと言って動けなくなって

 

それでも今ここで生きている私たちを

うらやましがってるだろうな

神さまにはできない人間をやっていることを

 

 

そしてやっぱりがんばれって応援してくれてるんだろうな

時々は私みたいに泣いたりしてるのかな

 

 

 

 

 

体育祭は明日

今年は休めず行けないのが残念

せめて息子のお弁当は好きなものを沢山入れておこう

よい時間を過ごして欲しい