二重螺旋

 

共通のことば

共通のうた

共通のおいしいもの

共通の思い出

共通の理由

 

分かり合えるたくさんの

共通のものがあるから

この人はきっと私のことを

わかってくれている

きっと

シアワセニシテクレル

と思ったりする

 

 

 

同じものを見ているから

同じ思いで笑って

同じ思いで泣いて

同じ思いでいると思ってしまうけど

 

そんなことあるわけない

同じものばかりで出来ていたら

そこに学びはない

何かのきっかけも生まれてきにくい

 

 

 

シアワセニシテクレル人は

この世にただ一人

自分自身だ

 

唯心所現

 

私が見ている世界は

誰かが用意してくれたものじゃない

今まで自分が覚えてきた何か

今まで信じて疑っていない何か

今まで自分が大切にしてきた何かで

この世界はできている

 

 

シアワセと思えたなら

その人がシアワセにしてくれたのではなくて

自分がシアワセと感じた

 

 

誰かがシアワセをもたらそうとしても

それをシアワセと受け取れなければ

シアワセとは感じない

 

 

 

 

 

違うものを抱えたそれぞれが

大切にしてきたものを持ち寄って

同じ時間を過ごしたとき

 

自分が大切にしてきたものが

今までよりもっと輝いて見えたらいい

 

重く沈んでいたものが

より軽くなったらいい

 

 

 

 

 

浮いたり沈んだり

一喜一憂の波形を描きながら

それでも

より高い方へ

より明るい方へ

よりlightな方へ

向かって行けるのがいい

 

 

 

 

共通のものを分かち合う時間を過ごす

そのことだけでもう幸せ

 

その間に

距離や時間があったとしても

たとえもう二度と会えない人を思っているとしても

幸せと感じることはたった今からできる