しあわせを願う人

 

スーパーに買い物に行くと

時々困った子どもを見かける

 

駄々をこねて親を困らせる光景は

今も昔も変わらない

 

 

子どもは本気だ

親に体当たりだ

 

 

 

大人から見たら困った子

 

 

だけど

子どもから見たら

困ったのは大人の方で

 

 

いつになったら

本気になってくれるのかと待っている

 

いつになったら

大人は愛情を発動させるのかと

 

 

 

いつまでも周りの人の目を気にして

いつも周りの評価を気にして

失敗のない育児をしようとして

人様に迷惑をかけない子どもにしようとして

子どもはある意味自分の作品で

 

 

 

だけど

子どもは全部わかっている

 

 

今までとは違う見方

今までとは違う探し方をしないと

愛はみつからないことも

 

しあわせは今まで思っていたのとは

違うところにあることも

 

 

 

親がしあわせを見つける

そのことに子どもはいつも忠実だ

 

 

 

 

子どもに何か悪いことが起きたら

私のせいでと

自分を責める親もいるけど

 

 

 

子どもは

全部わかっていて

親の本気度を

愛を思い出すことを

腹をくくることを

 

全身で訴えている

 

ちゃんと自分の仕事をしている

 

 

 

 

 

力の限り訴えている子を見ると

私にはそう見えるのだけど違うやろか

 

 

一緒にしあわせを探したいと願っている

と思えるのだけど違うやろか