深呼吸

 

誰が初めにやってみせたのだろう

 

ほどほどに生きること

 

出し切ることをしないで過ごすことを

 

 

 

 

私はいつから

 

出し惜しみを覚えたのだろう

 

 

 

余力を残す

全部を使い切ってしまわない

 

大人の賢い選択なのかも知れない

 

 

 

 

ほどほどが使えるようになって

そしていつの間にか

ほどほどの過ごし方しかできなくなった

 

 

 

 

 

だけど

時々は出し切ることをしてみよう

 

惜しまずに出し切って

すっかりなくなって

その後にやってくるのは何だろう

 

喪失感だろうか

爽快感だろうか

 

 

 

 

 

吐いて、吐いて、吐いて

 

カラダの中から空気を出し切ることでしか

新しい空気は流れ込んでこない

 

 

 

 

赤ちゃんに与える母乳は

次に残さない

 

次に新鮮なお乳を与えるために

全部出し切る

飲みきれないで残っても絞り出して捨てていた

そうでないとカラダが母乳をつくるのをやめてしまうから

 

 

 

 

だから出し惜しみはよくないよね

特に愛のエネルギーの出し惜しみは

カラダにもよくない

 

 

 

 

 

時々は出し切ってみることを

自分に許してもいい

 

深い呼吸とともに

中心から