教える資格

 

入社して3年目の頃

私はその年営業でトップクラスの成績をとった

 

その地域では

男性も含め20代でトップクラスの成績をとる人はいなかったし

取ろうとしている人も見当たらない

その仕事はもっと年齢の高い

先輩社員の仕事だという雰囲気もあった

 

 

年なんか関係ない

がんばれば誰だって成績を残せる

がんばればもっと仕事も楽しくなる

 

それを言いたくて

成績を上げるのに必死だった

 

何かを伝えるには

誰かに何かを教えるのに

それなりの努力と成果が必要だと

思ったから

 

 

成果を残せば説得力もあるし

努力した分自信もある

 

 

 

それもそうなんだけど

ちゃんとわかってないと教えてはいけない

努力した人だけが喋れる

ということでもない

 

 

 

教えられる資格は

成績優秀な人

完璧にわかっている人

にしかないというのは誤った解釈で

 

教える資格は

誰にもある

 

 

今日新しいことを覚えてきた

小学生にだって

 

 

今まで知らなかったことが

今はもう知っていることになった

 

教える資格があるとしたら

たったそれだけ

 

 

そして

そのことをもっと知りたいって思ったら

それが上手にできるようになりたい

苦手だから乗り越えたいと思ったら

 

誰かに教えるのが一番の近道

 

 

誰かに教えるために

もっとちゃんと知る必要があるから

 

教えたとおりに自分も生きようとするから

 

 

 

教える人が上

教えられる人が下みたいな

暗黙の上下関係も

この際要らない

 

教えながらわからなくなれば

調べたらいいし

一緒に理解を深めてもいい

 

 

 

 

あなたはどれだけの事がわかってて

そんなことを言っているのですか

という声には

 

私の知る限りでは

と言えばいい

 

自分の学びを自分だけのものにしておくより

ずっといい

 

 

 

 

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